丸一(蒲田)に行ってみた。theとんかつを教えてくれた店。特徴、レビュー(丸一@蒲田)

とんかつを食すという事

30代になり本当に美味しい一人飯とは何かを考え始めた頃、
健康的ではないですが「とんかつ」の世界に足を踏み入れました。
食材としての「豚」への拘りや、油、パン粉、調理時間といった
シンプル且つ奥の深い世界に飲み込まれました。

ただ、本当に良い(自分に合った)とんかつを見つけるには
様々なとんかつを経験してみなければならない。
との思いもあり、都内のとんかつ屋を渡り歩いています。
この記事がとんかつ選びで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

お店の概要

JR蒲田駅の東口から5分程。京急蒲田駅の西口から8分程歩いた所にある1978年創業の老舗のお店です。
丸一さんは系列があり、本家は大森の丸一さん(1964年創業の老舗)になります。
が、食べログの世界では蒲田の丸一さんが一歩抜きん出ている評価を貰っています。

使用している豚は林SPFであり、
蒲田のとんかつといえばこの豚といっても過言ではない地位に上り詰めた豚です。
穀物だけの、抗生物質を限りなく抑えた飼料で育てられた豚であり、その為に手間が掛かっています。
 詳しくは以下を参照下さい。(林SPF 公式HP)  www.hayashi-spf.co.jp

時には昔の話を(豚関連で思わず…)

上京したての右も左も分からない頃、私はこの丸一さんの暖簾をくぐりました。
当時はまだスマートフォンもそこまで普及しておらず、食べログのサービスは開始されていましたが、
今ほどのアクティブユーザもなく、丸一は地元の人が良く知る美味しいお店といった評判でした。

提供されたとんかつは赤みを帯びており、これとんかつだよな?と首を傾げつつ口に運んだ記憶があります。
口に入れた途端に今まで食べてきたとんかつと、このとんかつの間に明確な線が引かれました。
これが「とんかつ」という食べ物だったのか…。しばらく箸を進めることも忘れて味わっていた事を
ここに来ると昨日の事の様に思い出します。

待ち時間

さて、時計の針を現在(2020年)に戻しましょう。
もう丸一さんは日本トップクラスのとんかつ店として君臨しており、
行列も45分以上待つ事が当たり前の店になりました。

着席後とんかつが運ばれるまで8分程度ですが、
お店の方々が狭い店内で手際良いチームプレーで調理をしている姿であっという間に時間が過ぎます。
又、お客さんも常連が多く、スタッフと気軽に会話をする温かさも感じられると思います。

お姿

オーダーしたのはロースかつ定食(¥1,300)です。
上京したての頃も、今も、このお店の「ご馳走とんかつ」は変わりませんが、
この価格帯で今も尚頑張っていらっしゃる丸一さんには頭が下がります。

一つ注文があるとするならば、ロースとひれが両方食べられる定食を作って欲しい…。

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丸一のとんかつ(ロースかつ定食)

特徴

ロースを頂いてみます。
通常のロースかつ定食のグラム数が私の舌と胃には丁度良く、甘口ソースも非常によく合います。
丸一さんのとんかつはどうにも塩よりもこのソースが個人的には良く合いますね。

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丸一のとんかつ(アップ)

おわりに

価格、肉そのものの旨味、店内の雰囲気何れをとっても私はこの丸一さんがトップクラスです。
「美味しいとんかつ屋さんはどこ?」
そういった質問には必ず、「蒲田の丸一さん」と答える程に贔屓にしています。
あれだけの人気から店舗を拡大しない姿勢も頭が下がりますが、どうにも待ち時間が長く、
以前より足を運ぶ機会は減ってしまってはいますが、私にとっての「the とんかつ」は丸一なのです。

ごちそう様でした。

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住所

〒144-0052 東京都大田区蒲田5丁目28−12

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