ひなたに行ってみた。丁寧な仕事振りと変わった部位を食すなら。特徴、レビュー(ひなた@高田馬場)

とんかつを食すという事

30代になり本当に美味しい一人飯とは何かを考え始めた頃、
健康的ではないですが「とんかつ」の世界に足を踏み入れました。
食材としての「豚」への拘りや、油、パン粉、調理時間といった
シンプル且つ奥の深い世界に飲み込まれました。

ただ、本当に良い(自分に合った)とんかつを見つけるには
様々なとんかつを経験してみなければならない。
との思いもあり、都内のとんかつ屋を渡り歩いています。
この記事がとんかつ選びで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

お店の概要

JR高田馬場といえば、とんかつ激戦地区で蒲田と並ぶ有名な地区です。
今回のひなたさんを始め、とん太さん、なりくらさん、とん久さん辺りが四天王クラスとあります。
※ 残念がら高田馬場が遠い為、ひなたさんしか食した事は有りませんが…

さて、JR高田馬場駅から東方面に10分程歩いた所にある2017年創業の若いお店です。
オープンして間もなく、ミシュランビブグルマン、掲載される実力店でもあります。
又、ユニークな取組みとして食べ比べコースなるものもある為、
様々な部位をとんかつとして食べてみたい方は、そういったコースもオススメです。


使用している豚は国産豚(銘柄までは確認出来ませんが、薬膳漢方飼料にて育った豚の様です。)
店内は店主がとんかつを作る工程が間近で見られる為、その姿も美味しさを引き立てます。

待ち時間

休日の食事時に向かうと、6名の方が店の外で待っていました。
お店に入るまでに30分程待ちましたが、事前にオーダーを確認している為、
着席後とんかつが運ばれるまで5分程度です。

お姿

オーダーしたのはロースかつ定食(¥1,300)、しきんぼかつ(¥500)です。
値段はやはり心配になる価格帯です。
この価格帯になると、どうしても蒲田の丸一さんが頭を過ぎります。
食べごたえが物足りないと困る為、珍しい部位の「しきんぼかつ」を併せて注文してみました。

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ひなたのとんかつ(ロースかつ定食)

特徴

ひなたさんは自身でも情報を発信している事もあり、お店としての考え方を事前に知る事が可能です。
例えばどういった食べ方をすると「とんかつ」として美味しく頂けるのか?
コロナ禍の状態でどういった姿勢で切り盛りをしているのか?
そういった情報開示する姿勢は非常に好感できます。

まずロースから頂いてみます。
脂ががつんと来る事もなく、肉の甘さと繊維からの歯応えに思わず目を閉じます。
キャベツを食すもこちらも水々しさからとんかつに非常に良く合う。

続いて、塩、オリーブオイル、醤油、ソースの順で試してみました。
肉そのものの良さからやはり、塩がよく合います。

ロースを堪能していると、遅れてしきんぼかつが渡されます。
しきんぼは外モモと内モモの間にあるお肉を指しますが、イメージの通り、ヒレに近い印象を受けました。
肉の旨味と弾力が噛めば噛むほど感じられ、こちらも塩が合いました。

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ひなたのとんかつ(アップ1)ロース
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ひなたのとんかつ(アップ2)しきんぼ

価格帯として似ている蒲田の丸一さんと比較してみます。
・待ち時間は高田馬場のひなたさんの方が短い。
・店内の広さは高田馬場のひなたさんの方が広い。
・とんかつのメニューについては高田馬場のひなたさんの方が多い。
・脂の強さは蒲田の丸一さんの方が強い。
※ 両国のはせ川さんと似た評価になりますが、
 お店の雰囲気は高田馬場のひなたさんの方が職人の仕事が感じられます。
 又、新しい事に挑戦し続けてくれそうだ。という店主の姿勢もひなたさんの方が強く感じました。

おわりに

私は残念ながら高田馬場までは遠い所に住んでいる為、ひなたさんにはなかなか足を運べません。
食べ比べコースが気になる為、再び行ってみたい気持ちもありますが、
高田馬場にはまだ足を運んだ事のないとんかつの名店がある為、まずはそちらから足を運んでみたいです。


ごちそう様でした。

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住所

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2丁目13−9

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