クールグリーススペリオーレ(スタンダード):特徴、使い心地レビュー(阪本高生堂:COOL GREASE SUPERIORE Standard)
今回は商品の見た目からは想像出来ない「阪本高生堂」の
水性ポマード「COOL GREASE SUPERIORE(スペリオーレ)」を紹介します。
2020年11月時点でもあまり情報が出回っておらず、
私自身、どういったポマードなのか気になっていた為、実際に購入してみることにしました。
見た目や使用感などなどをお伝えできれば幸いです。
阪本高生堂とは?
阪本高生堂は1912年に阪本高生堂薬局として漢方薬の販売店として創業し、
1953年に今の社名に改名した後、油性ポマードの製造・販売を開始し、
1978年に原宿の「CREAM SODA」(ロックファッション店)の要望を受け、
世界初の水性ポマードの製造に成功しました。
※ 山崎眞行氏がCREAM SODAをオープンさせた頃の原宿は、
現在の程の賑わいのない街だったそうです。
そう考えると街の発展は実に興味深いですね。
原宿の話を長々と続けても…という事なので、
早速、どういったポマードなのか画像も折り込みながら書いていきます。
尚、本記事では、グリースとポマードの使い分けとして、
製品名の場合は「グリース」を使用し、
それ以外の場合は「ポマード」と呼ぶこととします。
どちらも現代では同じ意味で使用されており、意味合いに違いはありません。
その他「阪本高生堂」のポマードの記事はこちら
look-good-on-paper.hatenablog.com
商品の概要
COOL GREASEといえば、
プラスチック容器のカジュアルなデザインと、独特な匂いが特徴的です。
そして何より水性ポマードとして取り扱いが容易な所が特徴ですね。
今回のCOOL GREASE SUPERIORE(スペリオーレ)はその見た目の違いに加え、
まずは海外から販売を行い、その後に国内販売を行っており、
今までの阪本高生堂の販売戦略からも一線を画したポマードになっています。
今回のポマードのディレクションを任されたのが、
代々木八幡に店を構える「SPEAKEASY SALOON BEAUTYSMITH」、
ポマードのデザインを任されたのが、「NUTS ART WORKS」であり、
なかなかにお洒落で質の良い商品が生み出されたのも納得です。
特徴
セット力、ツヤ
まず蓋を開けてみて驚いた事は、ファイバー素材を配合したこの色ですね。
指先で掬ってみるとほどほどの柔らかさで掬うことが出来、
掌で伸ばす際はファイバー素材が影響しているのかもしれませんが、粘り気を感じます。
セット力についてはクールグリースGよりも弱いとの記事もあったのですが、
髪馴染みが良かった点もあり、クールグリースG同等のセット力の様に感じました。
ツヤはクールグリースらしく、程々な主張でツヤが欲しい人は満足が行くかと思います。
私としては、クールグリースGよりも髪馴染みやセット力が良い印象を受けました。
匂い
無香料を謳っていますが、若干のポマードを直接匂うと、薬品臭さがあります。
ただ、ヘアセット後にその匂いを感じる事はありませんので、ご心配なく。
洗い落ち
水性の為、お湯でほとんど洗い流す事が出来ます。
洗い落ちで困る事はないと思います。
使い心地
見た目から射抜かれたスペリオーレですが、
使用感としてはクールグリースGを気に入っている方であれば、
より満足度が高いポマードだと思います。
また、ファイバー素材が配合されている事もあり、再セットする事も可能な点はポイントでしょう。
難点を挙げるとすれば、
◎ 瓶の蓋を開けるのに力が必要な場合がある。(ポマードが隙間で固まると…。)
◎ 容器が重い(220gの場合は、容器を含めると500gはあると思います。)
ポマードは自分のセットしたいスタイルに応じて変え、
場合によっては自ら様々なポマードを組み合わせて使う事で幅が出ます。
そしてセット力についてはヘアスプレーを合わせる事でより強く維持できます。
その為、ご自身が気分が高まるポマードを見つけ、それをうまく組み合わせる事がおすすめです。
まだまだ使い始めな為、新たな発見があれば追記します。
購入するには?
量販店では伊勢丹あたりが販売しているかと思います。
楽天では 220gで2,200円であり、価格が通常のクールグリースとほぼ変わりません。
今までと戦略が異なるはずなのに、価格が同等というのが阪本高生堂の価格決定の謎です…。
※ 手に入りやすいという点では大変有り難い事に変わりはありませんが…。
海外の方がポマードの市場は圧倒的に大きい為、
阪本高生堂のポマードが世界を席巻する事をファンとしては楽しみにしています。
何かしらこの記事がポマードを選ぶ一つの基準になれば幸いです。
その他ヘアスタイリング剤
国内、海外問わずヘアスタイリング剤の記事も書いていますのでよろしくお願いします。
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スパイキースプレー:特徴、使い心地レビュー(イリヤ:スパイキースタイリングスプレー ウルトラハード)
商品の概要
今回は2回目となるヘアセット後のスプレー記事です。
美容師さん、理容師さん界隈では言わずと知れたイリヤ化学さんのウルトラハードスプレーです。
ビシッと決まる超ハードタイプのスプレーです。
商品の写真は私の私物を記事最初の画像に添付していますので、そちらをご確認下さい。
パッケージはクドくないシンプルなもので、
髪を様々な方向で固められる事を表現するかの様にピンクの流れが一際目をひきます。
阪本高生堂さんと同様に、イリヤ化学も業界内ではメジャーですが、こと一般消費者向けとなるとマイナーな部類に入りますが、商品のクオリティとしては素晴らしいものがある為、そこをまとめていきたいと思います。
※ 公式HPの無骨な商品紹介は何とかならないのだろうか…。
特徴
◎ 湿気や雨にも負けない程のハードなセット力
◎ 髪全体がセットされる様な安定感
セット力
VO5 < クールグリース < スパイキー
といったセット力であり、今まで使ってきたハードスプレーの中でも最上クラスです。
ツヤ
ツヤはスプレーではほとんど付かないマットな仕上がりになります。 このスプレーを使用する際は、ツヤはグリースに任せましょう。
噴射力
一般的なヘアスプレーと同等の噴射力です。 事前に噴射力は確認してから使用した方が地肌に噴射するリスクも減らせますのでおすすめです。
匂い
無香料です。 噴射後の匂いもほとんどありません。(クールグリース側が匂いがあり過ぎるのかもしれません。) グリースに香り付けがされている場合は、その香りがかき消される事もありません。
洗い落ち
水溶性の為、水だけで落とせます。
しかし、グリースの洗い落ちと異なり、1分〜2分程水で流し続ける事で徐々に落ちていきます。
この後、シャンプーを行えば、スプレーは完全に落とせます。
※ この洗い落ちに関してはクールグリーススプレーと同等の印象を受けました。
巷のレビューでは洗い落とし難いといったレビューもありましたが、ショートヘアレベルであれば問題なくお湯だけでも十分落とせると思います。
使い心地
グリースで普段どおりにヘアセットを行った後、キープしたい部分にスプレーをしていきます。
髪のボリュームがグリースで出せなかった場合は、コームで髪のボリュームを出しつつスプレーで固定を繰り返す事でボリュームを出すことが出来ます。
この時、速乾性があり、また、スプレーを行った部分はガチッと固まります。
固まる様は思わず「おぉ、凄い」と声が漏れる程の強さを感じました。
その為、その状態からヘアスタイルを変更するのは苦労しますので、ヘアスタイルを調整しつつスプレーしましょう。
セット完了後は髪に触れてみると、髪全体が固まっている事が分かります。
よく手に入るハードスプレーといえばVO5エクストラハードが挙げられると思います。
使い心地の違いとしてはVO5の場合は髪全体が固まるというより、毛束が固まる様な固まり方をします。
この辺りは仕上げたいヘアスタイルによって使い分ければ良いと思います。
販売場所と価格
店頭では見かけた事がなく、インターネット通販による購入になるかと思います。
価格としては¥1,200程度になる為、コストパフォーマンスで考えればVO5をうまく使うでも代替出来そうです。
ただ個人的にはスパイキースプレーの方が髪質にはあっている様に感じています。
VO5を使い切ってしまった為、いずれ交互に比較してみてこの記事を更新したいと思います。
今お使いのハードスプレーに不満がある方は、一度スパイキースプレーを使ってみてはいかがでしょうか。
その他ヘアスタイリング剤
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クールグリーススーパースプレー:特徴、使い心地レビュー(阪本高生堂:COOL GREASE SUPER SPRAY)
商品の概要
今回は初となるヘアセット後のスプレーに関する記事です。少しマイナーな商品から紹介する為、見た事がない!と感じる方もいるかと思いますが、クールグリースシリーズの阪本高生堂さん開発スプレーです。
ウルトラハードの強力固定用スプレー。根元の立ち上げや毛先のガードに最適。パキパキにスタイルをガッチリキープしたい人にはこれ!
商品の写真は私の私物を記事最初の画像に添付していますので、そちらをご確認して頂きたいのですが、パッケージはヘアスプレーらしくありません。
一見するとDIYコーナーのスプレー棚にありそうなパッケージです。やはり阪本高生堂さんの商品の見せ方(プロモーション)が独特です。
特徴
阪本高生堂さまより借用
セット力
阪本高生堂のセット力指標としては、10段階評価の「6」です。 阪本高生堂が出すスプレーとしては最も強いセット力を持つスプレーになります。
ツヤ
阪本高生堂のマトリクスとしてはマットな仕上がりにスプレー後は仕上がります。 このスプレーを使用する際は、ツヤはグリースに任せましょう。
噴射力
今までのヘアスプレーより強い噴射力です。 第一印象としては生きた化石と戦うスプレーと同等の噴射力の様に感じました。 思わず声を上げる程の噴射力の為、事前に噴射力を確認してから使用しましょう。
匂い
無香料を謳っていますが、噴射後の匂いは薬剤の匂いがします。 その際の匂いとしては、夏のコンクリートに水を染み込ませた様な匂いです。 仕上がりの髪にはその匂いはつかない為、噴射時の匂いだけ気になる方は他のスプレーをおすすめします。
洗い落ち
水溶性の為、水だけで落とせます。 しかし、グリースの洗い落ちと異なり、1分〜2分程水で流し続ける事で徐々に落ちていきます。 この後、シャンプーを行えば、スプレーは完全に落とせます。 巷のレビューでは洗い落とし難いといったレビューもありましたが、ショートヘアレベルであれば問題なくお湯だけでも十分落とせると思います。
使い心地
グリースで普段どおりにヘアセットを行った後、キープしたい部分にスプレーをしていきます。
髪のボリュームがグリースで出せなかった場合は、コームで髪のボリュームを出しつつスプレーで固定を繰り返す事でボリュームを出すことが出来ます。
セット完了後は髪に触れてみると、髪全体が固まっている事が分かります。若干ウェットな固まり方をするスプレーだと感じました。
ただ、ガチガチに固まるといったものではない為、ガチガチに固める事を目指すならスパイキースプレーに軍配が上がります。
よく手に入るハードスプレーといえばVO5エクストラハードが挙げられると思います。
使い心地の違いとしてはVO5の場合は髪全体が固まるというより、毛束が固まる様な固まり方をします。
この辺りは仕上げたいヘアスタイルによって使い分ければ良いと思います。
販売場所と価格
店頭では見かけた事がなく、インターネット通販による購入になるかと思います。 価格としては¥1,600程度になる為、コストパフォーマンスで考えればVO5をうまく使うでも代替出来そうです。 セット力や髪全体を固定するといったイメージならば、後日記事にする予定のスパイキースプレーの方がコストパフォーマンスの点においては高いと感じています。普段遣いのヘアスプレーを変えてみたい方は、阪本高生堂さんにもヘアスプレーがある事を思い出して頂ければと思います。
その他ヘアスタイリング剤
国内、海外問わずヘアスタイリング剤の記事も書いていますのでよろしくお願いします。
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