ストレスとうまく付き合う3つの方法

※ 本記事は8分程の分量があります。

対象読者

・最近ストレスが多くネガティブな感情ばかり感じている。
・ストレスがうまく解消出来ずに悩んでいる。
・自己肯定感が低くて悩んでいる。

みなさんは仕事やプライベートにてストレスを感じていますか?
おそらく、「ノーストレス!」と言える人はほぼいないのではないでしょうか。
それほど人が生きていく中で、ストレスは避けては通ることが出来ないものです。
そのストレスが原因で、時には身体や精神を壊す場合もあります。

私の場合はストレスが原因で、適応障害うつ病を患いました。
その為、過度なストレスが身体や精神に与える影響の怖さを身をもって体験しました。
今回の記事では、そのストレスという魔物とどう付き合えば良いかをまとめてみました。

ストレスとは何か

ストレスとはカナダの心理学者ハンス・セイリエ博士が定義によると、
「外的刺激が心や身体に及ぼす悪影響と、それを排除しようとする防御力の総和である。」
とされています。
外的刺激が切っ掛けとなっている為、人が生きていく上ではストレスは必ず付き纏うものになります。

ストレスの受け止め方とストレスの大きさの変化

あるストレスを受け取った際、
その人自身に対する考え方や、他人に対する考え方、生育歴、生活環境、体調などの要素によってストレスの大きさは変化します。

例えば、ある仕事を任された際、自分のプラスになると考えて仕事を行うか。
ただ嫌々と仕事を行うかでは、ストレスの感じ方が変わると思います。
その為、あるストレスを受け取ると、人はそれぞれ異なったストレスの受け取り方をする訳です。
ストレスに強い、弱いといったポイントはこの部分にヒントが隠されています。

ストレスをコントロールする為に必要な事

ストレスをコントロールするにはどうすれば良いのでしょう?
まず、コントロールする為にはストレスを認識する事です。
自分は今、ストレスを感じている。ストレスが蓄積されている気がする等、感じてみましょう。

ストレスのコントロール方法

では、認識したストレスをどの様にすればコントロール出来るのかについてですが、以下の3種類の方法があります。

ポイント! ①ストレスの受け止め方を変える(認知行動療法では、認知(考え方)を変えるとも言います)
②ストレス要因を取り除く
③ストレス解消法を行う
具体例として、
ある仕事を任された際に自分ではどうしても出来ない箇所があり、酷く落ち込んだという場面を挙げてみます。
この時、その人の頭の中では以下のような考えや感情、身体的な反応があったとします。
・考え方:私は駄目な人間だ。他の人の助けを借りてしまうなんて出来ない奴だと思われる。
・感情:落ち込みや悲しみ
・身体的反応:動悸、冷や汗

こういう事態に陥る人もいると思います。(私の場合は、まさにそれです。)
こういう事態ばかりに遭遇していれば、どんどん自分の気分が落ち込み、抑うつ傾向になってしまいます。
では、このストレスをコントロールを試してみましょう。

①ストレスの受け止め方を変える
先程の「私は駄目な人間だ。」に対して、反論する考え方を捻ってみましょう。
例えば、
・自分一人で出来ている箇所もあるではないか。だから、駄目な人間だと考えるのは短絡的だ。
・この問題をそのままにしておいても良いことは何もない。さっさと他の人の助けを借りよう。
・この問題を解消すれば一つ知識や経験が増えるぞ。 etc.

あくまで一例ですが、こうした考え方は少しだけ心が穏やかになりませんか?
この様に悪い面ばかりに目を向けない姿勢がとても大切です。

②ストレス要因を取り除く
次に対処までに時間は掛かりますが、ストレス要因そのものを取り除いてしまう方法があります。
これが成功すればストレスが取り除かれる為、心身が穏やかになります。

先程の例では例えば、
・自分では出来ない箇所を第三者に遂行して貰う。
・出来ない箇所に対して、異なる観点で代替案を模索してみる。
・その仕事をやる必要のない部署へ異動する。(極端な発想ですが・・・)

③ストレス解消法を行う
このコントロール方法は、ストレス要因に対してアプローチをせずにストレスを和らげる方法になります。
例えば、今日はもう眠ってしまう。とか、趣味に没頭する。とか、暴飲暴食する。とか、ですね。
ストレス要因は残ったままですが、ストレスは和らいでいると思います。
即効性を求めるならば、こちらも上手に使うと良いでしょう。

以上3つの方法を駆使する事で、あなたが受けるストレスの大きさは変えられる事が出来ると思います。
瞬間的にストレスを受け止めてしまうのではなく、一歩立ち止まり考える事も大切です。

おわりに

様々な事に忙殺されているとストレスを把握してどう対処するかを考える時間は失われていきます。
そうして知らず知らずの内にストレスに押し潰されてしまう。なんて事もあります。

私はリワークに通いながら、この様な一歩立ち止まって考える考え方を身に着けようとしています。
どこまで効果があるかは復職を経ていない為分かりませんが、以前ほど劣等感塗れの人間ではなくなった様に思います。

ストレスは生きていく上でなくなる事はありません。
その為、ストレスとうまく付き合う方法を身に着けて生きていかなければなりません。

以下にストレスをコントロールするコツが分かる書籍のリンクを貼っておきます。
2009年刊行の書籍になりますが、ストレスを理解するには良い書籍になります。

では、この記事を読んだ方が、ストレスとうまく付き合え、心身ともに健康な生活が営めますように。

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